批判されたらどうしよう。
そういう思いは人間だれしも持ってるもの。「面白い意見」はそれなりに批判も受ける。それを恐れずに発信することが大事!と言ってる本が『武器としての書く技術』だ。
著者のイケダハヤトさんはネットでは有名な、炎上しまくってるブロガー。
最近はあんまり批判を目にしなくなったけど、以前はTwitterでもFacebookでも賛否両論がすごくて、「関わらんとこ」と思って遠巻きで見てた。
この本は以前Kindleのセールかなんかで買ってた本なんだけど、ブログを書く上で参考にしようと読んでみたら、これが面白い。
ネットにおける文章の書き方のコツとか戦略もあるけど、「文章を書くことに対する信念」に関しては誰もが参考にすべきことが書かれてた。炎上しても正気でいられる人はやっぱり信念ある。
ビビらずに意見を発信しないと面白くない
僕は以前、ブログを書いてても誰かの顔が浮かんで、「こういうことは書かないでおこう」とか、「炎上しそうだから書かないでおこう」ってことを思っていた。
読者がほとんどいないブログなのに(笑)
当然、当たり障りない文章になっちゃうから、自分で読んでも面白くない記事ばっか。それじゃあ読者が増えるわけもない。
そういう心配は、著者に言わせると「ビビリすぎ」らしい。
しょっちゅう「炎上」している人間からすると、みんなビビりすぎです。ちょっとくらい本心を吐露して、それが批判されたところで、大したことはありません。
(略)
ぼくのブログが炎上したことを知っている人間なんて、日本の人口の0・01%以下です。本音を語って炎上することなんて、大海に石を投げ込むようなものです。本音を語って炎上することなんて、大海に石を投げ込むようなものです。こんな小さな波紋、何を気にする必要があるのでしょうか。ガンガン発信していきましょう。
確かにネットで炎上しても街を歩けば誰も自分のことなんてしらないし、気にもしてないだろう。実際に批判されても関係ないしね。
せっかくブログで発信の場を持ったのに批判を恐れちゃ意味ない。
シンプルにいえることは、誹謗中傷は気にする必要はありません。何を言われようが、基本的にスルーしましょう。書き続けることが最優先、無駄に心をすり減らすことはありません。
うん、そうする。まだ批判とか炎上の当事者になったことないけど。
1つだけやっちゃいけないことは「事実と違うことを書く」こと。自分の意見は「意見」なので、間違いという概念はない。
ただし、絶対的な事実を曲げて伝えてはいけない。これを間違えると信用をなくす。あくまでも「自分の意見」に対する批判や誹謗中傷は気にする必要がないってこと。
僕は意見だけで成立するブログエントリーはまだ上手く書けないけど、どのエントリーに対しても自分の意見を入れようと意識している。
バカが考えた意見はそれだけでコンテンツになる
世の中には多くの専門家がいる。その中で「情報発信をする」ってことには意味があるのか?って思う人もいるだろう。
人間なんてどうせバカ
最大限頭を働かせた末に紡ぎ出された言葉なら、どんなに中途半端で、未熟であれ、発信しておくべきです。バカだと思われたっていいじゃないですか。実際、そこが自分の限界なわけですし。
専門家には程遠い「バカ」な素人であっても、素人なりに頭を働かせて考えたことで得た視点は、専門家にはない視点の可能性もある。
もちろん、誰かの役に立つと思って発信したことが、結果的に誰の役にも立たないかもしれない。けど、発信したところで何も失わない。
まぁ、ブログを書いてる時間分ヒマでごろごろする時間がなくなるってのはあるけど。
続けるなら楽な仕組みを作る
「継続は力なり」って素晴らしい言葉があるくらい、継続は力になる。
ブログのようにストックがどんどん増えていくものは特にそう。
ただ、みんな知ってる通り「続けること」は難しい。人間は楽な道を選びがちだからだ。
継続するためには「辛い」要素をどんどん取り除かないといけない。
執筆にかける時間は、少なければ少ないほどいいです。理想は一記事15分、ぜひこれを目安にしてください。このくらいサクッと書けるようになれば、継続するのは格段に楽になります。
まずは1記事15分で書くこと!僕はKindleを駆使して超時間短縮を測っている。その結果、この文章を書いている時点で1時間30分かかっている。ダメじゃん!
「書く」ことは武器になる
最後にああ、イケダハヤト氏はこんなことを思いながらブログ書いてるんだなーとグッと来た部分を。
ぼくはごく普通の人間です。ぼくよりソーシャルメディアに詳しい人はたくさんいますし、ぼくより深い思考力を持った人もたくさんいます。ぼくはたかだか26歳の若者なので、何を語るにせよ、経験値が絶対的に足りません。なぜぼくが、こうして偉そうに自分の経験や考えについて語ることができているかといえば、それはぼくが、「書く」技術を持っているからです。
書くことは本当に武器になるのか?僕が確かめてみます。