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なぜ読書をたくさんすると、たくさんの「濃い友達」ができるのか 『頭は「本の読み方」で磨かれる(その4)』by 茂木健一郎

目の前が草むらになってる家に住みなさい。

そうすればクモとかダンゴムシと濃い友達になれるから。

あ、ハチの巣もあるわ(泣)

ほーく(1988〜)

できれば価値観の合う「人間」と濃い友達になりたいほーくです。

「なんだか周りの人と話が合わないなぁ〜・・・どうすればいいんだろう?」と感じても、自分を変える必要はありません。

話の合う、濃い人間関係を築きたいなら、本を読めばいいのです。

読書で本の著者を友達にしてしまおう

頭は「本の読み方」で磨かれる』には、「読書をすることで友達を作れる」ということが書いてあります。

この方法は本当にオススメ。

「本を読む」ということは、「自分の経験を増やす」ことなのです。

たとえば小説だったら、主人公の人生を追体験することができる。

小説を読んでいると、自分の人生には起こらないような事件に遭遇したり、風景を見たりして、自分の感情が実際に動くのを感じることでしょう。

小説でなくても、文章を「読む」ということは、自分とは違った人間の考え方や人生を追体験することです。

書き手の思考の道筋を一緒になってたどり、自分とは違う人間の感じ方や考え方を、自分のペースで発見していくわけです。

本は、ただ情報を得る、知識を増やすという意味においても有効ですが、一冊の本の中には、一人の人間と何回も食事をともにして、仲よくなって初めてわかるような深い思考が披露されています。

読書をたくさんするということは、気軽なあいさつだけの人間関係とは違う、濃い人間関係をたくさんの人と持てるということでもあるのです。

ぼくも、会社の愚痴や文句ばかりでなく、もっと楽しい話がしたいと思ったことが何度もあります。

その度に、本を開き、「そうだよな〜、そうだよね〜」なんて体験をしていました。

その時間がとっても大好きです。

最近は、検索で得たものを見ることが読むことと同じように捉えられているので、「読む」ということ=答えを知ることのように思われています。

しかし、本は違います。

本を読むことで、自分の考えを「そういうことだったんだ!」と代弁してもらえるし、今の自分が考えていることや、悩んでいるけど表現できなかったことを言葉に変換することもできます。

人間関係では、初対面だとあまり深いところまで話するのも遠慮がちになりますが、本だといきなりフルスピードで濃い対話ができるのです。

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発信することでリアルでも濃い人間関係を築ける

最近では、インターネットの発達によって、遠い場所でも人とつながることが簡単になりました。

自分の読んだ本を軸にして、ブログやSNSでアウトプットすると、同じ価値観や興味を持っている人と出会うことも簡単になりました。

そうすれば、今までは本の著者としか濃い友達になれなかった人でも、リアルで知り合うことができるのです。

ぼくもこのブログを運営していて、何度かメッセージをいただき、実際に会うことがありました。

同じようなことに興味を持った人がメッセージをくれるので、初めて会ったと思えないレベルで、とても話が合います。

そうやって共通の価値観を持った人の中で、何年も親交がある人もいるので、友達が欲しい!と思ったら、アウトプットするのはとてもオススメです。

ある若い女性から「わたしは文系で、理系のことがわかりません。でも、現代は理系の人びとの功績が多く、やはり求められているのは理系の思考だと感じます。どうしたらいいでしょう?」

という質問を受けました。

そのときに「そうだ、あなたは文系で生きてきたのだし、今さら理系の本を読むのは大変だと言うのなら、理系の友だちか、ボーイフレンドを作ればいい!」とひらめいたのです。

「自分で勉強するのは大変だから、理系のオタクの友だちか、彼氏をつくる」

会場の人たちには笑われてしまいましたが、それは意外と真実です。

「自分が何を考えていて、何をしたいのか」ということも含めて、発信をすることで、同じ感覚を持った人がふとした時に現われるかもしれません。

本を「友だち作りツール」として活用してみるのも、いいかもしれませんね。

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