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空売りも立派な投資法!基礎をしっかり学べたテクニカル本

サラリーマンでも100万円を7年で1億円にする株式投資 本

株を始める時、怪しそうなのも含めて無料メールマガジンを購読した。

何もわからない時は、とにかく情報が勝手に集まってくる状態を作るのが僕のやり方だからだ。トレードに慣れてくるにつれ、役に立ちそうなものとそうでないものがわかるようになってきたので、不要なメルマガの解除作業を行っていた。

すべて終わったと思った時、迷惑フォルダにメールマガジンが残っているのに気づいた。なんでも、そのメルマガの著者が本を出すらしいとのこと。

ずっと迷惑メールフォルダに入ってて見てなかったから、過去のメルマガをざっと見返してみる。

面白い!

ってことでメルマガで紹介してた『サラリーマンでも100万円を7年で1億円にする株式投資』という本を購入。

著者は尾崎塾って投資スクールを運営してるらしい尾崎式史さん。

話し変わるけど、本屋で株コーナー行くと、この本みたいに「無理だろ」みたいな釣りタイトルばっかり並んでて、怪しくて逆に売れないんじゃないかと思う。売れるからこういうタイトルにしてんのかな・・・。

この本に関しては、タイトルに関することはほとんど書かれてなくて、中身はとっても初心者に優しい内容になっている。

「基本的なこと」ばっかり書いてあるけど、守れてる人は少ないんだろうなぁ。

チャート分析の三種の神器

最初に損切りの大切さ、ローソク足からどういう方向に株価が動くと言われているかなどなど、基礎的な内容から始まり、それをどうトレードに活かすかって流れになってる。

本書はテクニカル寄りだけど、難しい指標を使わない。

使うのは3つだけ。

  • 日足チャートと移動平均線
  • トレンドライン
  • 価格帯別出来高

著者はこれを「チャート分析の三種の神器」と読んでいる。

本書は三種の神器を元にして株価の動きをどう捉えるかを解説していく流れになっている。

方向性としてはトレンドに沿った順張り投資を買い・売りで行っていく。基本はあくまでも「順張り」。

一般的に、株価が大きく値下がった時、「割安になったら買おう」とか、「もうそろそろ上昇するだろう」とか、根拠のない期待感で安易に買いエントリーすると、必ずと言って良いほど痛い目にあいます。

割安銘柄はもっと割安になることが多いです。通常、下降トレンド中であるのなら、さらに下降する可能性が高いのです。

なので、トレンドが発生している方向に素直にエントリーしましょう。

P.72

どうしても初心者だと、「底から天井までとれたほうがオイシイじゃん」って思って逆張りをしがちだけど、結構このやり方は危険だということだ。辞めます。

買いで入るときも、売りで入るときも、とにかく「順張り」をしなければならない。

トレンドを移動平均線とトレンドライン(下値と上値をそれぞれ線で結ぶ)で把握して、どこにしこりがあるかを価格帯別出来高で見る。そこでどれくらいの値幅がとれるかを判断してトレードを行うというやり方だ。

すっごい当たり前のことなんだけど、著者いわくキチンと守れている人は少ないとのこと。

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グランビルの法則と「くいっと・がっくり」チャートを組み合わせる

その投資法として、グランビルの法則と著者が発明した「くいっとチャート」と「がっくりチャート」を組み合わせるのをオススメしている。

グランビルの法則とは、「株価と平均移動線からエントリーのタイミングを見極めようとするもの」らしい。

株価と平均移動線を使って行う投資手法では、一番有名らしい。僕は知らなかった。

グランビルの法則についてはここに書いてある。

「くいっとチャート」とは陽線が立って5日平均線が「くいっと」上がった時のことをいい、「がっくりチャート」とは、その逆で陰線が出て5日平均線が「がくっと」なった時のことをいう。

くいっとなったら怖くて見送ることが多いけど、その後の動きを見たらキチンとその後も上がり続けていることがわかる。東証一部とかじゃなくて新興市場ばっかりみてるから、上げ下げが信用できなくなっちゃってるんじゃないかなー。

この2つを組み合わせるだけで相当勝つ確率が上がるという。ガンガン儲けることができなくても、こういった勉強をしっかりやれば基礎的な知識は付けることができそう。

尾崎本まとめ

本書を読むと、いかに自分は危険な状態に立っているのかがスゴイ分かる。

グランビルの法則のように「基本的」なことを知らずに「上がりそう」な感覚だけでトレードをしていたらいつかは退場するハメになる。株は9割の人が損しているってのは、勉強をせずに大きくポジションを取るからなんだろうな、きっと。

株で勝つってのは、複雑なことをしなければいけないってイメージがあったけど、他の本をみてもほとんどシンプルなやり方しかしていない。

どちらかというと、複雑に絡み合ってる(ように見える)国際情勢とか市場の地合いを理解しやすい形に紐解いて、明確に投資の判断をできるようにしているのだろう。ダメな時は損切り、いい時は利乗せ。これでいいんだと感じた。

釣りタイトルである「サラリーマンでも100万円を7年で1億円にする株式投資」に関しては、「株式投資のプロフェッショナルだからできる」と書いてあった。

なんやねんってなったけど、読みやすくてとても勉強になった。

目次(Amazon)

★第1章
わかっているけどまずはキホンから
株式投資の基礎知識

★第2章
ローソク足の変化を正しく読み取るための
チャートの基本

★第3章
「くいっとチャート」「がっくりチャート」が決め手!!
シンプルにチャートを読み解く三種の神器

★第4章
エントリーのタイミングはココ!
グランビルの法則と三種の神器を融合させる

★第5章
負けた原因をすぐ見つけ、すぐ改善
相場の世界で勝ち続けるエントリー&エグジット

★第6章
下落で損する売買は今日でおしまい
暴落を爆益に変えるテクニック

★第7章
全方位投資で狙おう
100万円を7年で1億円にするプロジェクト

★第8章
オリンピックまで上昇を続ける? どこで息切れるの?
今後の相場を読み解く

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