写真や動画、音楽が好きだと、どんどんハードディスクやSSDの容量がなくなっていく。
最近はカメラの性能もすごくなっていて、解像度がとても大きい=容量が大きい。
金欠だった僕は、MacBook Pro Retinaをカスタマイズする余裕もなく、カカクコムでお安く買うしかなかった。
なので、SSDの容量は512GB。実家にあるiMacは1TBで、それを母艦にしていたので、メイン機をMacBook Proにするとなると、少し容量が足りない。
ということで、外付けHDDを購入することにした。
条件は以下の3点。
- 常に使いたいので持ち運びしやすい
- USB3.0に対応している
- 容量は512GB
他は別に気にしないけど、これだけは外せない3点。あんまり贅沢は言ってないので、選択肢は結構あった。
容量を512GBにしているのは、iMacのTime Machineに使用していたHDD(1TB)をMacBook ProのTime Machineに利用するため。
MacBook ProのSSDが512GB、カクうすを512GBにしないと、Time Machine用のHDD(1TB)にデータがバックアップできないのだ。
それがなければ2TBの方が費用対効果はいいのだけど、データの紛失は一番怖いことから512GBの選択になった。
この条件で探してみると、アイ・オー・データが出している『カクうす』が薄さ(持ち運びしやすさ)をウリにしていたので、購入してみた。
使ってみるととても良くって「うすうす」が大好きな僕が薦めたくなる製品だった。HDDの話。
iPhone 6と比較して、長さは短く、横幅は太く、重さは少し重たい
まずUSB3.0なのだけど、余裕の対応。
USB3.0のときとそれ以外の時ではLEDの色が青と緑で違うみたいなので、挿したらどっちで動作しているかがすぐに分かる。
次に気になるサイズ感。
一番手で持つ機会が多いであろう、iPhone 6と大きさを比較してみた。
まずは長さ。iPhone 6が明らかに長いサイズ。
続いて太さ(横幅)。これはカクうすの方が太い。けど、女性でも楽勝で持てるくらいの違い。
厚さは、カク「うす」ではあるものの、iPhone 6よりは太い親指の関節部分くらいの太さ。重さはカクうすの方が重かった。
でも、持ち歩くには全く問題ないレベル。
このサイズなら、MacBook ProにiPad、モレスキンにデジカメを入れたひらくPCバッグにも楽勝で入る。
デザインも上はツルツルブラックで目立たずどこでも使えそうな感じ。下は濃いパープルになっていて、ゴム素材ではないと思うけど、机に置いたら抵抗があって滑りにくくなっている。
動作させる前から気の利いた製品だと感じた。
音とスピード
気になる動作音については、HDDのサイズからもわかるように、静音がかなり効いている。
もちろん無音ではなくて、HDD動作音の「フォォン」という音を耳をすませば聞こえるけど、そんなに気にならない。
それよりも暑い日のMacBook Proのファンの音の方が10倍位うるさい。
スピードに関しても合格。やはり常に読み込みを行う必要があるので、iPhotoなど、ファイルがダーッとあるところでスクロールを早く行うと、サムネイル表示されるまで一瞬のタイムラグがある。
これはHDDのパソコンを使っていても同じだと思うけど、SSDのMacBook Proには起こらない現象。
「あー、HDDってこんなだったよなぁ」と懐かしくなる。
そのタイムラグが気になるかというと、僕的には「気にならない」。
「いつ撮影したかわからない写真の中から1枚を探す」って使い方をしない限りはストレスにならない感じ。
このHDDがUSB3.0対応製品で初めてのモノだったけど、ここまで速度が早いとは思わなかった。
HDDを取り付けてない時に一旦本体に動画ファイルをダウンロードしておいて、それをHDDに移動させる、って動作をした時もすぐに転送が終わる。
ホントスゴイ時代。
ケーブルが太くて硬いという惜しい部分も
ただ1点だけ惜しいところがあって、付属のケーブルが、太くて硬い。
ケーブルが硬いので、USBをMacBook Proに取り付けるときに、USBの向きが反対なのを直そうとすると結構大変。
カクうすを柔軟に動かせないので、置く場所も固定されてしまうという点がある。
ただ、「持ち運び」に特化した製品なので、持ち運ぶときの断線を防ぐためにこのケーブルを付属させているのかもしれない。
また、短いケーブルなので、カバンのスペースを気にする必要がない。
狭いスペースで仕事することはあまりないので、私的には全く気にならないけど、都会のスタバとか狭いとこでやろうとするとストレスを感じることもありそう。
というわけで、かなり総合点が高い製品だと感じた。ポータブルHDDが欲しい!って人はまずこれを選択肢に入れるといいと思います。