最近お仕事で、顧客が運営しているFacebookページの投稿を広告として出すと効果が高くなるのではないかと提案しまして、実験的にいろいろやらせていただいております。
Facebookは現在最も影響力のあるSNSなので、広告を目にする人も結構多いので、何気にめっちゃ使えるツールではないかと思っております。
Facebook広告とは
そもそもFacebook広告とはなんぞや?って話なんですが、Facebookでみんなの投稿を見てると、たまに企業の宣伝を見ることがあると思います。
投稿時間が表示されるところに「広告」と書かれているものがFacebook広告です。
Facebookは無料で使えていますが、それはなんでかというと、こういった広告費をFacebookに支払う人がいて、そのお金で会社を運営しているからなんですね。
でも広告って意味あるの?
広告を出すのは企業だけでなく個人でも誰でもできます。しかし、当然ですが広告は出すだけでは全く意味がなくて、何かしらの結果が必要です。
例えば立ち上げて間もないネットのサービスの会員を増やすだとか、商品を宣伝して買ってもらうとかですね。
決算書を見ても、アジアだけでも1日に2億人が利用しているので、いろんな人がFacebookを利用していることがわかりますが、それだけではなく、ターゲティングといって広告を見せたい人をかなり細かく設定できるのも特徴です。
【広告を出すときにできること】
- 地域を細く設定可能
- 興味がある人だけに広告を表示できる
- 年齢の設定が可能
- 性別設定が可能
- 1日あたりの広告予算を決められる(最低100円〜)
などなど、結構細かく広告を表示したい人を決められます。支払いもクレジットカードですぐできるので、その日から広告を出稿することが可能です。
ほーくブログのターゲットを設定してみた例
たとえば、お菓子の新製品を宣伝したい企業が広告を出すときに、「お菓子に興味がある20代の女子」というターゲットを設定することで、自動車のことしか投稿していない40代の男性など、興味がなさそうな人には表示されないようになっています。
企業なんかは、商品ごとに「どういう人を対象にするか」というものを細かく決めてから販売するケースがかなり多いので、とてもFacebook広告のシステムに合っているんじゃないかと思います。
実際に広告収益は安定している
先日発表されたFacebookの決算資料ですが、ほとんどが広告での売上になっています。
1本の棒が3ヶ月間の集計になっていて、2014年の第2四半期から2015年の第2四半期までのグラフが掲載されています。
棒が長ければ広告の売上が高いということなのですが、1年で激減しているわけでもなく、安定しているのがわかります。右上のアメリカとカナダは結構伸びています。
これを見る限りだと、Facebook広告のターゲティングには一定の効果があると判断してもいいでしょう。もしも全く効果がないとわかったら広告を取り下げるのが普通です。
ただし、これもFacebookの利用者数が多くなければ成り立たないことなので、さらにFacebookのユーザー数を増やし続けるか、ユーザーが減っても1人のユーザーが広告を見て購入などの行動する機会をさらに増やせる新しいサービスを開発する必要はありそうですが…。
とはいっても、即使えなくなるといった話ではないようなので、現状ではFacebook広告はかなり使えるでしょう。
広告の審査もあるけど、それでも簡単
先日広告を出稿したのですが、とても簡単です。
どんなターゲットに広告を表示するかを設定(設定内容をオーディエンスと言います)して、広告費を決め、クレジットカード番号を入力して終わりです。60分以内に審査が行われて、OKであれば広告として表示されます。
やりがちな注意点としては、Webページのリンクを貼り付けたときに表示される画像。この画像に文字が20%以上入っていると審査落ちします。
画像を差し替えるために広告を削除して再出稿するのにちょっと手間取りましたが、それでも作業はトータル1時間もかからずに広告を出稿できました。
こういったサービスと絡めたWeb制作ができれば、「結果を出す」という点でもアプローチしやすいので、どんどん実験してみます。