やっぱりインプット大事。
結構前にKindleで買ってたプロブロガーのイケダハヤトさんの本を読んだら、「本の読み方」で結構参考になりそうなことが書いてあった。
『武器としての書く技術』って本なんだけど、一番参考になったのは「読む」技術の方だったというオチ。
多い日だと1日10冊本を読むこともあるらしく、数だけで言えば僕が読書を習慣化するキッカケになった小飼弾さんと同じくらいだ。
プロブロガーなだけあって「書く」ことを前提にした読み方にもなってて面白かった。
知っている部分・難しくてわからない部分は飛ばし読み
イケダハヤト流速読術とは、「飛ばし読み」。知ってる部分とか難しくて理解するのに勉強が必要な部分は飛ばして読むって方法。
特定分野の本を集中的に読んでいると、「すでに知っている部分」が当然ながら出てきます。速読のコツは、いかにこの「すでに知っている部分」を増やし、飛ばして読むかという点にあります。
↓難しい数式が出てくる本の読み方。
数式の意味や妥当性はわかりません。本気で理解しようとしたら、1000時間以上、数学に関する勉強を追加で行わないといけない香りがします。その余裕も、必要性もないので、ぼくは勇気を持って数式に関する箇所は飛ばし読みしました。
このやり方、イケダさんは全然すごくないといってるけど、コレが結構難しくて、最近やっと要領がわかってきたところ。
読書メーターで記録してる限り、現段階で345冊読了してるらしいけど、飛ばし読みをなんとなく意識できるようになったのは300冊を超えたあたりだった。
それまでは、知らないところを飛ばすと言っても「知らないことの中に知らないことがあったらどうしよう」って思ってたからマジメに全部読んでた。で、どんどん退屈になってきて積ん読化する現象を何度も経験した。
そういうことを繰り返してたらわかったことがある。「読み飛ばしたら本全体を通しての主張がわかんなくなるかというとそうでもない」ってこと。
結局本ってのは著者が「何をいいたいか」ってのがわかればOK。
その考えに関してはイケダさんも同じだと書いてあった。
本の中での「核心」はやっぱり5%ぐらいなんです。裏を返すと、書中の95%は「核心」に至るためのたとえ話や前置き、解説ということです。それらに読む価値がないとは思いませんが、核心を理解できるようならすっ飛ばしても問題がありません。
「著者の主張を理解した上で、ブログで書評としてまとめる」ってやり方をするとすごい頭の中が整理させるし、一旦自分の頭で考えて書いたものだから、頭の中がアップデートされてく感覚があるのでスゴイオススメ。
知識に繋がらないインプットで時間をムダにしない
本じゃなくて世の中すべてのことにおいてそうだけど、「価値」はアウトプットすることで初めて生まれる。
行動するときに、何も知識がないと戦えないから本で知識を付けるわけで、最終的にはアウトプットするためにインプットは存在する。
そう考えると、「知識にならないけどせっかく買ったから最後まで我慢して読む」とかの明らかにムダなことは極力やらない方がいい。
世の中には「今の自分が読む価値のない本」が大量にあふれています。ポイントは「今の自分が」という部分です。まず、他人が絶賛している本でも、自分にとっては価値がないということも往々にしてありえます。自分の知識レベルが足りないがために「まだ読んでも理解できない本」もあるでしょう。逆に、知識レベルが高くなると「あらためて読む価値のない本」もあるはずです。
「今の自分」にとってこれは必要なのか不要なのかってのを判断することはとても大切なことだ。
内容が理解できなくて知識を付けることが難しかったら問答無用に飛ばすって判断をして、時間をムダにしないでおこう。
イケダハヤトさんは「スゴイ炎上を巻き起こす人」ってのは知ってたけど、実際にどんな人かは知らなくて、この本を読んだら驚いた。
めちゃくちゃ面白い人じゃん。