入念な準備をして、完成とか完璧を目指すのをやめました。
以前のぼくは、アクセルを踏みながらブレーキも踏んでる状態になってて、進みたいのか止まりたいのかわかんない状態だったんですよね。
で、やっとそのブレーキから足を離すことができそうです。
人前に出すのがめちゃくちゃ怖い病
最近2つのサービスのモニター募集リリースを行いました。
1つはInstagramのサポートアプリ、Auto Prospect Catch Tool。
もう1つは、売れるキャッチコピーを次々を生み出すオートキャッチコピークリエイターです。
この2つ、モニター募集ではあるんですが、「個人的に」機能的なものが完全に不足しています。
しかし、企画立案を担当しているパートナーの佐藤さんという方(師匠)は「出さないと、これを人が求めているかすらわからない」ということを言っていたんですね。
そもそも欲しい人がいるのかをしっかりと確認して、その人たちが何に困っているかを体感しなければいけない!と。
そうは言ってもメチャクチャ怖いんですよ。モニターとはいえ、この状態で出してもいいのか?!と。
クレームの嵐になることしか想像できませんでした。何もできねえじゃねえか!○ね!とか言われそう。こわい。
今までぼくは柔軟な考え方ができる人間だと思ってたんですが、このときばかりはいいものを作ったら売れると思い込んでる「職人」になってましたね。
よくよく考えると、佐藤さんが言っていることはとっても理にかなっています。
どんだけ自分の中で完璧にしても、人が求めてないものだったら意味ないんですね。
こういう場合の鉄板パターンは、相手がホントは何が欲しいのかもわからないので、ただただ機能を増やし、高い値段でリリースして無風で終わるというものらしいです。
誰もリスクを負わないけど、リターンも得られないという。
ということで、恐怖心を抱きながらもツールをリリース致しました。
今の所、クレームどころか感謝してくれる方や、とてもありがたい改善や要望を下さる方もいて胸をなでおろしています。
失敗しないことを目指すと何もできずに終わる
今回はサービスのリリースに関することについて書きましたが、これってどんなことにも言えますよね。
行動して、その結果を見て改善策を練る。そしてもう1度やってみる。この繰り返しが大事なんですよ。
PDCAとよく言われてますね。
「まずは行動するのが大事」って言われるのは、その改善策すら考えられないから。
はじめから成功が前提で考えるからそれができない。準備ができたらやるって言ってる人はまさに「失敗しない」が最優先なんですよ。
しかし、失敗を当然と思わないと、独立してうまくいくことなんてないのだと悟りました。
会社員の場合は減点方式なんですが、一歩外に出ると、徐々に加点していくしかないんです。無難じゃダメなんです。
と言い聞かせてます。
村上福之さんを見習いたい
で、ホントにみんな中途半端で人前に出してるの?って気になったので、調べました。
そしたらプログラマーなのか何なのかわからない村上福之さんというすごい方を発見しました。
めっちゃスピード感あるんですよね。
決済サービスのGumroadならぬAmeroadを開発してオークションで150万円で売る(バイアウト)まで1週間かけずやっちゃった方です。
その時は色々と未完成な部分があるものの、構想自体はいいということで売ったそうです。
最近ではLINE BOTの作り方をnoteで9800円で販売してるというスピード感と「求められてるもの、わかってるんだろうな」感がすごいです。
中身は技術者であればわかっていることを、プログラミングできない人でもできるようにして販売するという。
技術力もすごいんですが、そのスタンスは是非とも見習いたいものです。
仕様書通りに作れるプログラマーよりも、人が求めているものを企画して形にできるのがいいないいな。人間っていいな。
って感じるので、この方を見習って生き抜こうと思います。