株はギャンブルだという人もいるけど、株には「技術」が必要だ。
上手い下手があるということだ。
安定的に収益を得られる人は、偶然得られているワケではない。僕はといえば、典型的なビギナーズラックを経験し、典型的に失敗し、典型的な心理で負けることが多い超初心者。
ビギナーズラックが続いて今のところは結構な収益になっているのだけど、今のように日経平均株価が上昇している状況ではなく、リーマンショックみたいな世界的な暴落相場が始まってしまったらたぶん資金を0にしてしまって終わる。
そういうリスクを含めて、株は面白い。
自分を含めた投資家の心理や、その読みが成功した時の報酬がダイレクトに返ってくるところに魅力を感じる。
久々にときめく趣味を見つけたなぁと感じている。
狙った銘柄に入るときのタイミングは「ボリンジャーバンド」が使えそう
銘柄の業績や成長性を重視するファンダメンタルズ分析も重要だと思うけど、JASDAQやマザーズなどの新興市場には個人投資家が多い。
個人投資家は人間なので、「心」を持っている。つまり、心理戦になりやすい。
心理戦がわかりやすい形で出てくるのがチャートだ。
テクニカル分析といって、株のローソク足を見て次はどう動くかを予測するものがある。
ファンダメンタルズは会社の中身を見るのに対して、テクニカル分析はそれを考慮せず、チャートの動きだけみるものだ。
「そんなの参考にならないだろう」と最初は思っていたのだけど、売買を繰り返すうちに考え方が変わった。
相場は心理戦の要素も持っている以上、無視できないと気づいた。
テクニカル分析の手法の一つとして、ボリンジャーバンドというものがある。今の僕はこれを使った短期投資成功率が結構上がっている。
ボリンジャーバンドとは
標準偏差:σ(シグマ)
=√(n×n日間の終値の2乗の合計?n日間の終値の合計の2乗)/(期間×(期間?1))±1σライン・・・移動平均線の数値±標準偏差
±2σライン・・・移動平均線の数値±2×標準偏差
±3σライン・・・移動平均線の数値±3×標準偏差
※移動平均線及び標準偏差に用いる期間は9日、20日、25日などが用いられています。
これだけ見るととてもむずかしく感じるけど、株価を見るアプリが自動的に計算してくれるので、計算方法を完璧に頭に入れておく必要はない。
ボリンジャーバンドは統計学が元となっていて、真ん中に中央値に収まらない確率をヒントに株価を予測する。
下の正規分布表を見たことある人も多いと思う。
http://math.harikonotora.net/r/532/より
この考え方を応用したのがボリンジャーバンド。チャートで見ると以下のようになっている。
チャートの上に薄く5本の線が入っているのがわかると思う。緑色の中央値として、その1つ上と下が+-σ(シグマ)で株価がココに収まる確率は約68%。
さらに1つ上と下が+-2σになっていて、そこまでに収まるのは約95%。例に出したチャートは完全に+2σを上抜けていて、常識を覆してるので、ボリンジャーバンドが参考にならないこともあるとわかると思う。
使い方は人それぞれだけど、大抵-2σを下抜けたときに「売られすぎ」と判断して反発を狙うという使い方をする。+2σを上抜けた場合に「トレンド転換」と認識して買い判断をする、順張りとしても使われることがある。
他の使い方としては、ボリンジャーバンドの幅が小さくなったら上下どちらかに大きく振れるようなので、そういったところを見てあらかじめ仕掛けることもある。ただ、長期保持になる場合が多いので多用はしないようにしている。
実際に成功した例・失敗した例
実際はどうなの?ってことで、実際の取引で成功・失敗したものを例に挙げる。
下はとっても上手く行ったボリンジャーバンドを使った時の取引。
動き的にトレンド転換っぽかったので、下ヒゲが-2σを抜けた日の終値で購入。材料なしの上げっぽかったけど、この株は上げるときはすごい上げをするので400円を目標にした。
結果うまく行ったという例。最近だと2929ファーマフーズでも上手くいった。
もちろん、失敗することもある。9692シーイーシーで試してみたけど、見事に負けた。
2営業日続けて-2σを下抜けしていたので買ってみたけど、通期予想を嫌気してか、さらに値を下げた。もう1単元買って購入単価を下げる作戦もありなのだけど、なんかそのまま下げそうだったので売却。売却後さらに値を下げたので、判断は正解だった。
僕はこの方法を使う時は、完全に逆張りなことが多いし、株の売買数である出来高は余り考慮しない。材料なしの反発を狙うので、大きな値上がり益は狙えない。
このやり方が完璧だとは全く思っていないので、1日単位で見直して、さらに研究してみようと思っている。