「着物を着た美女を見たいか見たくないか、どっち?」という、どう考えても一択としか思えない二択をお友達に聞かれました。
当然すべての予定をキャンセルし「金沢観光with着物美人」のイベントに行ってきました。
鼻の下を伸ばしながら向かったのは、駅から徒歩5分ほどの場所にある、着物レンタルショップの『心結(ここゆい)』。
長年金沢に住んでますが、こういう場所を知らずに過ごしてきました。恥の多い人生でした。
古い部屋だと築50年ほどだそうで、ものすごい古風な雰囲気があります。
早速店内に入ると、スタッフの方に2階を案内して頂きます。すると、既に着物を選んでいる最中の美女2人が。
これからこの美女2名と金沢散策をするんですが、ぼくは美女のプライベートを散策したいです。
目次
着物800着の中から着物を選択。プランは3つ。
心結では約800着の着物が置いてあり、夏には浴衣や夏着物のレンタルを行っているそうです。夏着物ってのもあるんですね。
夏以外の季節は、
- 彩プラン(5,000円+税)
- 心プラン(8,000円+税)
- 和プラン(12,000円+税)
から選択します。プランによって着物の素材と帯の種類が変わります。同じ着物でも、ウールで作られたものから絹で作られたものまでたくさん種類があり、パッと見たときの印象が変わるそう。
今回美女が選んだのは心結オススメの「心プラン」。
絹の着物に「名古屋帯」を締めるプランで、「粋」「しっとり」「清楚」「華やか」な印象を与えてくれるとのこと。いいから早く着てください。
ちなみに、男性も着物や袴(はかま)が着られるプランがありました。
- 粋プラン(7,000円+税)
- 袴プラン(14,000円、20,000円)
カップルで着物を着られるわけですね。お店の外観を撮影してるときに、カップルが着物を着てお店に入ってくのを見たので、それなりに需要はあるのでしょう。
せっかくなので、ぼくも美女とカップルという設定で着物を着ようとしたのですが、今日はそういうタイミングじゃないとお叱りを受けました。果たしてタイミングが合う日は来るのでしょうか。
プロの着付け師が着付け、美容師がヘアメイクをしてくれる
30分ほどかけて着物を選んだあとは、プロの着付け師が着付けを行います。
プロの着付け師って存在を知らなかったんですが、プロになると「苦しくなく、痛くない」着付けができるそうです。ご飯もいっぱい食べても苦しくならないレベルだそう。
で、着付けもスムーズに終わったらしく、やっと美女とご対面できると思ってたら、美容師のヘアメイクまでプランに入っているそうで、髪のセットに入ってしまいました。焦らしますね。
とうとう登場!着物美人
待つこと約1時間15分ほど。すべて完了し、着物美人の登場です。
金沢白鳥路 ホテル山楽で撮影した写真
鼻血。
この日は着物美女たちと金沢を散歩しながら撮影するイベントだそうで、セミプロのカメラマンが専属でめっちゃ写真を撮影しています。
「着物美女が見られる」ことしか頭になくて、それ以外の情報は何も聞いてなかったんですけど、結構本格的でビビります。美女も高級カメラとそうでないカメラ(ぼくのヤツ)が見分けが付くようで、一切目線をくれませんでした。
カメラマンがトイレ行ってるスキに、カメラのSDカードをぼくのやつと交換してやろうと決意したのに1回もトイレ行かなかったんですけど。
トイレのスキにSDカードを交換する予定だったプロいカメラ
ひがし茶屋街、浅野川沿い、金沢白鳥路 ホテル山楽で撮影
準備も終わり、ひがし茶屋街へ向かいます。
撮影を行う場合は、専属の衣装さん(着付け師)も同行します。プロっぽくいろんな装備を持ち歩いておりました。
和傘やヘアセット用の装備だそうです
この日はひがし茶屋街のメイン通りや休憩館、浅野川、金沢白鳥路 ホテル山楽で撮影を行います。時間にして約3時間。
通常はひがし茶屋街、長町武家屋敷跡、主計町茶屋街のいずれかで1時間で、ホテル山楽は今回のイベントのためにホテル側に特別許可をいただいたものとのことです。気合入ってますね。
撮影の合間もカメラマンは休むことなく写真を撮り続けるので、ぼくのデジカメにはカメラ目線の美女の写真が1枚も収められておりません。
少しでもカメラ目線っぽく見えるようにカメラマンに密着する私
雨が降っててもカメラが濡れるのをモノともせずに撮り続けます。水没してカメラがぶっ壊れることにより、ぼくのデジカメを使う展開を希望するも叶わず。
せめて美女と会話しながら歩こうと歓談してたらカメラマンが「邪魔なんでぼくの横にいて下さい」とのこと。泣きそう。
ぶっちゃけレンタルする人は多いのか聞いてみた
なんかデジカメの電池もなくなるし、美女がカメラ目線くれなくて暇だったので、同行の着付け師にいろいろお店について聞いてみました。
うちは5年前に金沢で初めて創業したので、着物の種類も豊富ですし、プロの着付け師の着付けや美容師さんのヘアセットが同じお店でできてお客様に負担がかかりません。
そこが強みなので、他は脅威じゃありませんね。いろんなオプションもありますし。
そういえば、ずっと美女ばっかり見てたけど、着付け師の女性は常に気を配っておりました。
普通の人が気づかない部分にもすぐに気づいて、すぐにお直しを行っており「さすがプロだな」と感じた次第です。
なんといってもこの日まともに目が合ったのが、着付け師の女性だけ。金沢の歴史にも詳しく、ホテル山楽の金箔を彩った内装の説明もして下さり、とても楽しいひとときを過ごしました。
「はぁと」までくれましたし。
時代は美女よりプロ着付け師ですよ、ホントに。
花火大会で利用してみたいと思った
ぼくは金沢に住んでいるので、着物を来てお出かけしたいとはおもいませんでしたが、花火大会にはよさそうですね。
数年前に甚平だったか浴衣だったかを購入しましたが、1年に1〜2回しか着ないので今どこに片付けたかわかりません。結構高かったのに。
それなら、花火大会の日に着物をレンタルしてそのまま返却したほうが得策です。
いやしかし、観光客の方は是非着物で観光して欲しいですねー。金沢の街並みと着物の相性が抜群すぎます。外国人にも囲まれて注目を浴びられますし、ぼくも喜びますし。
予約がなくても着付けを行って貰えるようですが、休日はたくさん来店する可能性もあるので、予約が確実です。
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