フリーランスになってぼくがすぐに始めたのは「スキルを上げて作業効率を高めること」でした。
ですが、コレは失敗だとすぐにわかりました。
この経験から、フリーランスになるならまずは1円でもいいからお金を稼ぐことから始めるべきだと考えています。
ざっと読むための目次
スキルはダメでも役に立つ
フリーランスといっても、ライター・デザイナー・プログラマーなど、進む道はたくさんありますが、こういったクリエイターと話していると、ある共通した考え方があることに気づきました。
それは、申し分ない技術を持っている人でも「まだまだスキルが足りない」と考えているということです。
この中だとライターは比較的この考えは強くなかったです。
ぼくも初めは完全に思考がそっちに向いていて、作業の時短術ばっかり考えてました。スキル上げたい病ですね。
同業者をみているとそういう考えになっちゃう
なぜクリエイターもとい職人はスキル上げたい病にかかってしまうのでしょうか。
考えて行き着いた答えが「お客さんじゃなく同業者を見てるから」でした。
制作実績をホームページに掲載OKをもらっても「同業者が見そう」「技術が低いと思われそう」って理由で実績を載せづらいと思ってしまうんですよね。
ただ、自分の腕で稼ぐと決めたからには、見るべき対象はお金を出してくれるお客さんです。
極端な話、どんなに変なイラストでも、お客さんが「このイラストを求めてたんです!ありがとう!」と言ってくれれば仕事は成立します。
スマホアプリ制作で「お客さんの満足が最優先」だと感じた
以前、スマホアプリの制作を頼まれたときのことです。
スマホアプリのトレンドや、同じようなアプリでどんなものが売れ筋(高評価)なのかを調べた上でデザインを作って見ていただきました。




こんな流れの元、ぼくの「スマホアプリはこうあるべき」論とは違うデザインで再度打ち合わせに。


その後はスムーズにやり取りが進み、無事に大満足していただいてお仕事が終了しました。
このとき「こうあるべき」は自分の中で「こうあるべき」ってだけだと感じたんです。
知識を持っていないお客さんに対して「こういう方法がある」「こうした方が成果に結びつく」という提案はどんどんするのが相手のためになりますが、最終的には求められているものを提供するのが商売の原則だと思っています。
強いていうなら「お客さんが求めているのが何か」を知るスキルの方が磨きがいがありますね。
技術力がどれだけ低くても、求めてくれる人がいる限り役に立つんです。
小さくてもお金を稼ぐのが成長する近道

だからこそ、仕事の感覚をつかむために、小さくてもお金の流れを作るのがフリーランスとして働いていくための第一歩だと考えてます。
ましてやフリーランスで大活躍している人でもスキル不足だと感じてるんですから、未経験の人がどれだけスキルを身に付けるための準備をしても満足できないでしょう。
そもそもスキルを磨いてもお客さんを呼べなきゃ意味がないですし、お金をもらってやったほうが責任感が生まれて必要な情報を自分でネットや本を見て探すようになるので、スキルが数倍早く上がります。
今ならココナラやWoWme(ワオミー)のように、500円からライティングやSEO、WordPressの設置など、好きなものを売れる環境もあります。
ぼくの友人のがまたろうくんなんかは、全くPhotoshopもIllustratorも未経験だったときに「デザインをやりたい!」と言っていたので、「まず売ってみよう!教えるよ!」と話したら、即本買ってロゴを作ってました。
出来が悪い!と怒られるのが怖いなら「デザイン修正は無制限」など、コミットメントを表明すれば自信を持って販売できます。
↓を見ていただけたらわかりますが、500円で始めたものが今じゃ10倍の5000円ですし、評価も高いと思いませんか?
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小さくお金を稼ぐ場所はたくさんある
先ほどのココナラだけでなく、BASEで自分のお店を作ってサービスや商品を好きな値段で売れるサービスもあります。
ライターなら、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングで全員採用の安い案件を受けて実績を積むのも1つの手です。
初めてでもチャレンジできる、小さくお金を稼げる場所はたくさんあるんです。
ぼくが借金返済で必死なときは、ライターをやってました。それが良い方向に転んで、今はブログ×プログラマーの知識を活かしたプログラミング記事のライティングを結構高単価の仕事でいただけるようになりました。
依頼された仕事の納期を守って品質の良いものを納品し続ければ、単価もどんどん上がっていきます。信用が単価を上げます。マンション買おうかな←
「できない=やりたくない」の世界になる
インターネットが一般の人に広まるようになって、どんどん「できない」が言い訳になる世の中になっています。
やってみたいと思うことが、時間やお金がかからない小リスクであれば、やってみるのがオススメです。やってみて「なんかやっぱり違うなぁ」と思ったらすぐにやめられるのもいいところです。
会社員を辞めてフリーランスになりたいと思っている人でも、小さくはじめてみれば向いているかどうかわかります。せっかくフリーランスになるのであれば、価値観に合うことで仕事した方が楽しいので、試してみると良いですよ。
まずは1円でも稼いでみることから始めてみませんか?