インドは自分探しの旅に使われるような国じゃなく、本当にすごい国なのだとわかった

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インドといえば、発展途上国、人口が桁違いに多い、オフショア開発によく使われている、くらいしか知らなかった。自分探しの旅に外せない国って印象もある。

最近ではソフトバンクがインドのネット通販大手、スナップディールに出資することを発表した。アリババの急成長を見ぬいた孫正義が、次はインドに目をつけたことで注目が集まっている。

なぜインドがすごいのか。本書でも様々な理由が述べられているが、最大の理由は「今のビジネスの流れに合っている」ということだろう。

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インド、すごいんど。な理由

インド人は同胞で固まることが少ないということです。世界の主要都市にはたいてい中華街がありますが、インド人は「インド街」をつくることは余りありません。前述したように、インド人は現地に同化して生きる傾向が強いのです。

企業の中でのインド人にも同じことが言えます。アメリカ企業のに入社すればアメリカ流に馴染み、日本企業に入れば日本のやり方に従います。

P.24

日本では同じ企業に残り続けるケースが多いが、海外だと流動性が高くなっているため、スムーズに企業文化に馴染む人材は重宝する。
高学歴のインド人は英語が話せるため、多国籍企業にも難なく適応できるのも強みだ。

インドであれば、トップ同士の気が合うだけで提携はまとまってしまいます。専門性など関係なく、とりあえずプロジェクトを始めるのがインド流です。トップダウンが支配するインドの財閥のやり方は、日本人にはさぞや全近代的に映るでしょう。

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インドでは、ビジネスの判断はトップの一言で即決定される。知識がないのに決定されることもしばしばだというが、このスピード感こそ、インドが注目される理由であり、日本の大企業の影が薄くなっていることにつながっている。

近年では、技術の進化が加速しているため、ビジネスはスピードを求められるようになった。

そのスピードに合わせて意思決定をする際は、担当者が話を持ち帰って会議を行い、まとまった話をトップに伝えて、正式なGOサインが出る、というスピードでは遅すぎる。そのスピードに合わせて判断ができるインド型経営がまさに今のビジネスの流れにピッタリなのだ。

大企業になってもトップが次々に投資判断を下していくソフトバンクが絶好調なのも、これが理由だろう。

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「すごいインド」まとめ

インドでは、貧困を抜け出すためにもがき、数多くの優秀なビジネスマンを輩出している。貧困をどうにか抜け出すために必死なのだ。
かたや日本は戦争後、裕福になろうと必死になった先人のおかげで、今は必死にならなくてもそれなりに食っていける。インドが今の日本と同じようになったとき、インド、日本そして世界はどうなるのか。

とても楽しみであると同時に、少し不安になった。

第1章 グローバル人材は多様性から生まれる
第2章 理系人材はこうして作られる
第3章 インドはなぜ「IT大国」になったのか
第4章 インドを動かす人々
第5章 日本とインドは正反対だからこそ助け合える
おわりに

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