誰でも知ってるからって儲かってるワケじゃない!『市場規模マップ』が大変に面白い

3月14日に北陸新幹線が開業するあたり「観光客がたくさん来る!」とか「経済が活性化する!」とか言われているのをよく耳にする。テレビでもケンミンSHOWで金沢おでんの特集やってたりとか、北陸のグルメロケとかが放送されてて、超盛り上がるんだなぁという気持ちになる。

が、待て、待つんだジョー。北陸新幹線が来るとどれだけ経済が活性化するのだろうか?と疑問に思い、調査してみた。すると独立法人鉄道運輸機構の資料が見つかった。

そこには結構衝撃的な事実が書いてあって、関東との行き来で1.3倍、就業者数に関しては1万1千人の増加だという。就業者数に関してはスゴイ!とおもいきや、2010年の完全失業者数の0.03%相当らしく、すごいちっちゃい話な気がする。

中でも一番気になったのが、新幹線開業による「全国」の経済波及効果。開業後10年目で約1020億円と書いてある。僕の財産からするとそれはもう、ミュージシャンになろうとお笑い芸人になろうとバイトを掛け持ちしなくても毎日叙々苑を食べられるレベルのお金だ。

しかし、市場規模的な目からいくと、すごいのか?と、疑問になる。ということで日本の市場規模ってどうなっているんだろうかと調べてみた。

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市場規模マップで一目瞭然

日本のいろんな業種の市場規模調べるとかめちゃくちゃ大変そう…と思っていたけど、検索して2秒でかなり素晴らしいサイトを発見した。

市場規模マップ 2014 (年指定表示対応版)

なんとこちら、市場規模が大きい割合順にパネルがデカく表示される仕様の市場規模マップなのだ。つまり、日本がどんな産業、業界で支えられているかがものすごく簡単にわかる。しかも年指定表示対応版で過去にさかのぼれるし、未来まで見ることができる。金額に関しては過去の時点のものが多いけど、ざっくり規模をつかむには素晴らしいサイトとなっている。

電子書籍は紙おむつよりも規模が小さい

「電子書籍元年」と呼ばれた2010年から4年経った2014年の電子書籍は1250億円の市場規模。4年で2倍くらい伸びている。2015年だと1640億円で1.3倍ほどのペースで拡大している。なかなかすごいなぁと思っていたけど、ふとカーソルを動かすと、「大人用」紙おむつ市場は1720億円とある。なんと、ナウいコンテンツの裏で紙おむつがバカ売れしている。

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市場規模だけでは電子書籍を利用している人、紙おむつを利用している大人、それぞれの数はどれくらいかわからないけど、電車で電子書籍を読んでいる人よりも紙おむつをしている大人の方が多いという状況も十分にありえるということだ。個人的にはこの事実はかなり意外だ。

その他にも、AKB48を筆頭とするアイドル業界は863億円など、いわゆる誰もが知っている業界でもに規模を見ると下位に属していると分かる。

TVやネットニュースなどでよく目にすることでも、実際の規模は全然おおきくない、なんてことが当たり前のようにある。

Appleは3ヶ月で日本の自動車業界の15%分を売り上げる

僕たちが普段持ち歩いているiPhone。これを販売しているAppleの2015年度第1四半期の売上は8.8兆円。市場規模マップによると、自動車・同附属品製造業は59.7兆円(2012年度売上高)なので、Apple1社が3ヶ月間で売り上げる金額が日本全体の自動車業界関連の15%に相当する。超衝撃的絶頂内容。

これならApple帝国と言われる理由もわかるし、この売上にかかる法人税も恐ろしい金額になるので、アメリカがどうにかして税金を取りたい理由もとってもわかる。

北陸新幹線の経済波及効果は『みそ』くらいの経済効果

そして調べたかった北陸新幹線が影響する市場規模についてだけど、市場規模マップの2015年を見てみると、味噌とかマヨネーズ、音楽教室と同じくらい。

ちなみに、電車料金を片道14000円ほど、乗客を以下の記事どおり2万3000人として計算すると、切符の年間売上は1175億くらいなので、おそらく経済波及効果の1020億円に電車料金は入っていない。

乗客1日2万3000人見込む|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア

音楽教室に行ってる人はいるんだろうけど、僕の知り合いにはいない。その規模と同じくらいってことは、北陸新幹線開業で今までのお店に人はちょっと増えるかもしれないけど、これに便乗した一大ビジネス的なものは厳しいなぁという結論。資料は「全国」の波及効果とのことなので、駅前の居酒屋が賑わう程度なのかな。

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