初心者の投資は全て見透かされている『これからパンローリングの投資本を読む人へ 〜万年初級者の残念な思考と姿勢〜』

これからパンローリングの投資本を読む人へ Kindle表紙
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僕は株式投資を始めるまで、とてつもなく時間がかかった人間だ。

今日紹介したい本は、一度4年前に読んだもの。この時はまだ投資をしていなかった。

投資を始めたのはつい8ヶ月前のことだ。

初めて読んだときの感想は「へー、感情のコントロールが大事なのね。まぁなんでもそうだよね」程度だった。

4年の月日が経ち、再度手にした本書は、とてつもなく有用な本に姿を変えていた。

実際変わったのは僕なのだけど。

この8ヶ月間、ビギナーズラックでなんとか資金を尽きさせることなく続けてこれたけど、これが2011年ごろの日経平均株価が下がり続けている状況だったら、株式市場から退場していたに違いない。

自分が株式投資にはタブーな「自己都合と感情」をフル活用しているのに気づいていて、これを止めないと投資が続けられないこともわかっている。でも、どうしたらいいかわからない。

そんな時に手にした『これからパンローリングの投資本を読む人へ』は、僕の意識を大きく変えるものだった。

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万年初級投資家は状況によって決めたことを変える

相場も読めず、空気も読めず、他人の言動をばかにしている自分が周囲から小ばかにされていることにも気づきません。

また、他人の言葉尻をとらえて非難しているわりには、自分の発言はコロコロ変わります。

例えば、短期売買を意図して仕掛けておきながら、相場が思惑とは逆の展開になると長期投資に変更してしまう、といった具合です

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株をやっていると、今の人間性がそのまま株に反映されていると感じる。

自分の未熟なところをゆっくりエグられているような感覚を常に感じる。気づいた時には手遅れ寸前になっていることが何度もあった。

市場が開いている平日に休みの時、「デイトレしよう」と、値動きが大きい株に手を出し、即損失がでたことがある。

デイトレの予定だったのに手仕舞えず「損がプラスになったら売ろう」と考え、いざ含み益になったら「もっと上がるかもしれない」と持ち続けてしまって、結局損して終わってしまった。

初めに決めた予定を万年初級者はカンタンに変えてしまうという。

つまり、僕はまだまだ初級者だ。

そして、待っていれば利益が出ればいいけど(投資金が拘束されるので機会損失にはなる)、ずっと利益がでなくて数年待つハメになることも。

信用取引だったら6ヶ月で返済しなければいけないので、さらに悲惨だ。

利益を出したことは鮮明に覚えています。つまり、過去の成功体験から「また勝てるかもしれない」と思いが強いのです。

一方、損失はなかなか認めることができません。そして、希望的観測からポジションを放置してしまう傾向にあります。

その結果、大きな含み損に精神的に耐えきれず、最悪のタイミングで損切りをすることになるのです。しかし、思い出したくもない、早く忘れたい経験となります

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含み損のときに「含み益が出たら売ろう」と考える人は、きっとものすごく多い。そういう人を何人も知っているからだ。

でも、その考え方は破滅の道に進んでいることを忘れてはいけないという。

投資を「ビジネス」として考える

毎日の売上データを記録し、管理し、分析するのです。そうすれば、自分の店の「優位性」や、売れるタイミング、課題などを認識できます。

そのデータを考慮することで、仕込みの量や、営業時間の変更、店の移転など、自分の商売の修正を判断することもあるでしょう。

ただし、そうした判断は営業中ではなく、開店していないときにすべきです

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本書では、投資を商売として考えて行うことが重要だと言及している。

初級者はその場の思いつきでトレードを開始し、その時の気分で手仕舞いをする。

しかし、損失が大きく利益が少ない「失敗トレード」をしないためには、記録・分析・管理が大切だという。

実際の市場では市場外で決定した判断を実際に行動に移すだけにするのが望ましい。

どうすれば大きな利益を狙えるのか、それを考えるのは市場が終わってから行うべきだそうだ。

本書では、感情まかせのトレードを行わないようにするために、トレードの記録を行うことを重要視している。

積極投資では「日記」をつけることを強くおすすめします。できれば手書きがよいです。最初のページに今年の収益目標(金額やリターン)を書いておくことをおすすめします。

日記には、売買を仕掛けたときの理由だけでなく、途中実際に自分の資金が増えたり減ったりしているのを見て、自分の心の中にどのような感情が沸き起こってきたかも記すとよいでしょう。

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この本を読んでから、毎日トレード日記を付けるようにしている。

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トレードしない日もたくさんあるけど、その日の値動きを見て感じた感情を正直に書くようにしている。

実際にどんな効果が出るかはわからないけど、自分の頭だけに感情を放っておくよりも頭がスッキリする気がする。

本格的な投資は脳ポートフォリオを整えてから

本書のタイトルにある「万年初級者」。これを抜け出し、投資で長期的に勝つための方法は、投資の「脳ポートフォリオ」を整えることだという。

脳ポートフォリオとは以下の3つ。

  • 心理
  • 手法
  • 資金管理

「心理」とは本書で多く語られているもので、上にも挙げたような感情を上手く扱う能力や、大衆心理のこと。

「手法」とは、株式投資をするのか、FX(為替)か等。また、自分に向いている投資方法を発見し、磨くこと。

「資金管理」とは、投資しているものに対するリスク管理、ポジション管理のこと。

この3つが保管し合って安定性と収益性を高められるようにすることが大切だという。

どれかに比重が傾いてしまってはダメで、バランスがとれていないといけないらしい。

この脳ポートフォリオが構築できるまでの目安も書いてあって、

投資で一定のレベルに達するためには投資期間5年、投資本50冊、売買回数500回が必要と考えています。

毎日売買を繰り返しても2年はかかります

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とのこと。

投資本50冊は一番早く達成できそうだけど、実際に売買をしないとわからないことは、まだまだ山のようにあるんだろうなぁ。

さいごに

4年前に読んだ時は、「タイトルが”パンローリング”なのに、全然パンローリングの事書いてないじゃん。」って思っていた。

今は、自分が投資は超初心者だと気づき、それを改善するための本を探したら辿り着くのがパンローリングの本だからかな、と感じている。

本書は「投資初級者」が対象ではなく、「投資初級者だと気づいた初級者」のための本だ。

最後にグッときたフレーズを。

相場の世界では、多くの人が取れないリスクを取り、精神的な苦痛に耐えることを学び、自分をコントロールする訓練を繰り返すことを経験していかなければなりません。  当然、好きだから継続できるのですが、その絶え間ない努力の積み重ねが勝者になるために必要なことだと実感するのです

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目次
まえがき
はじめに
第1章 投資の勉強をしよう!
第2章 売買ルールをつくろう!
第3章 投資家心理と資金管理
第4章 人生計画と投資スタイル

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