この際ジョブズはどうでもいい!「成毛眞のスティーブジョブズ超解釈」をむさぼり読んだ
2012/05/17

久々に読書で声出して笑いました。ほーく(@hawk_a)です。
完全に「スティーブジョブズ」をおとりにした本。だけどかなり面白い。一気に読み終えてしまいました。
目次
まえがき なぜ日本にジョブズが生まれなかったのか
第1章 ジョブズの真似をしてはいけない
第2章 マイクロソフトから見えた、本当のジョブズ
第3章 なぜ日本はこんなにも差をつけられてしまったのか
第4章 思い出したい日本の創造性
第5章 成毛流! イノベーションを起こす仕事術
第6章 あなたをクリエイティブな人生に導く7つの習慣
ジョブズを通した成毛さんの愉快痛快なメッセージがたまりません。
元祖だいたい言いたいだけ
この本ですが、ジョブズに関しては前半しか書かれていないので、「ジョブズ本」として買った方には結構残念な仕様となってます。
が、そんなジョブズ本を買い漁る人に「あなたはジョブズにはなれないよ!」というメッセージを発しているので見ていてかなりツボです。
ザ・成毛本てな感じで、話があっちこっちに飛んでまさに言いたいだけ無双となっております。
このブログの救世主であり、ごりゅご.com主宰でもある@goryugoさんと同じく、だいたい言いたいだけな本なのですが、だいたい言いたいだけの人ってのは、なぜこんなに痛快なのか。
その辺が他の本と全然違うところで、絶対外せないところでもあります。
要は自分で考えようということだと悟った
ビジネス書を読む人の大半は、問題の「答え」を知りたい人だと思っていますが、そんなものはこの本のどこにもありません。
上にも書いたように、言いたいだけ無双なので、一見して矛盾している箇所がところどころにあります。
そういうところで「えええー!」とか思っているうちに「この人は、自分で考えろっていいたいんだ。そうに違いない。」と思うようになります。この時点でニヤけが止まらない状態になってるはず。
どんな本や。
皮肉は頭がいいから言える
成毛さんの本の醍醐味「皮肉」。この本ではクオリティの高い皮肉がたくさん書いてあります。間違いなく頭がイイから言えるんだろうな。って部分がたくさんあります。
久々に本で声出して笑った。
気分をスッとさせたい方にはものすごくおすすめの本です。
ジョブズが好きな方もそうでない方も、読み終えた後には、なぜかジョブズじゃなくて元マイクロソフト社長の成毛眞さんを好きになっているはずです。
超オススメ!
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