プログラマーの僕が営業になってわかった3つのこと

Telephone / HowardLake

がちゃ！

電話越しでもペコペコしちゃう部の@hawk_aです。

いろいろありまして、1週間営業を任された僕ですが、結構いろんなことが知れたのでエントリー。

あんまり仕事のことはコンプライアンスやらなんやらで触れないようにしてるんですが、めちゃくちゃ見る世界が変わったのでここに記します。

話のネタは至るところに潜んでいる

はいだるい@石川県七尾市 / *sii

まず驚いたのは、ほんっっっっーとうに話を聞いてくれないということ。 

社名を出した途端に「営業じゃん」っていう警戒心が全面に押し出されます。
相手はその警戒心を感じた途端に断る「間」を探し始めます。

YES、NOで答えられる質問を投げかける前に言葉の「間」を作ってしまうと、一瞬にして断られます。 

YES、NOで答えられる質問を上手いこと投げかけると、相手は不思議と話を聞いてくれます。
それがもし断りの返事だとしても、収穫はあります。

悪い例

悟空 : おっす！オラ悟空。今日は筋斗雲を売りに来きたぞ！……(間)
ブルマ : いらないわよそんなもん！

良い例(YES、NO)
悟空 : おっす！オラ悟空。今日は筋斗雲を売りに来きたぞ！お前筋斗雲もってるか？
ブルマ : もってないわよ！そんなもんいらない！パフパフ！！

というように、良い例では断られていますが、筋斗雲をブルマが「もっていない」という情報を得られるのです。

今はいらないかもしれませんが、筋斗雲を持つことが世間的に結構メジャーになったとき、もしかしたらお客さんは欲しいかも。と、思うかもしれません。
その時にはブルマのところに話を持ちかけることができます。
しかもこの例ではパフパフをいただいています。これは死んでもいいレベル。

この失敗は、結果が失敗であっただけで、得るものがあるという、自分次第で限りなく成功に近い失敗を手に入れることができるのです。 これは営業のみならず、相手のことを知るときにも有効だと思います。

さらにいえば、YESで答えてもらえる聞き方をすると、「あ、私のこと知っているのねっ。素敵。パフパフ！！！」
という展開になり、さらに相手のことを知ることができます。
人は自分の話を聞いて、知ってもらうことが、とても好きなのです。

営業力≠技術力

kmg_090403_01 海とビジネスマン / kwimsnr 

どれだけ技術が高い製品を作ることができても、それを売る力がなければ商品は驚くほど売れません。

僕が売っているものがどれだけ魅力的な機能を持っていても、その機能を求める人がいなければ売れません。

そして、それよりも大前提となるのが、その魅力的な機能を相手に魅力的に伝えられなければ売れません。

力士が「パフパフするでごわすよ！」っていっても、頭の中にとっさに浮かぶことは、窒息しそう。ということだけ。
ピチピチギャルに「パフパフーンしてあ・げ・る」といわれたら窒息したい。へと変貌します。

どういうことかというと、根底には魅力的な商品、それを魅力的に見せる、場、タイミングが欠かせないということでごわす。

自分のしらないことを知れる

Knowledge fair3 / CIAT International Center for Tropical Agriculture

 サラリーマンへ最悪なイメージをもっている人がいます。

僕もその気持ちはめちゃくちゃわかります。 残業、スーツ、やりたいことができない、自由になれない、通勤。
といったマイナスイメージの言葉が頭に浮かんで嫌なんだと思います。

後日紹介しますが、人間には才能と言う名の「強み」を持っています。
その「強み」は死ぬまでずっと変わることがないそうです。

他の人ができないことでも自分は難なくできてしまう。ってことないですか？

それが強みです。その強みはどんな仕事で活きてくるのか。どういうことをするときに活きてくるのか。

強みを知るためにはいろいろな仕事をしてみなければわかりません。 会社を通してそんないろいろな仕事がいきなり課題を持ってやってくるんです。

自分が体験したことない仕事(知らなかった仕事)を通して、自分の強みを知ることができるってのはかなり得じゃないでしょうか。
厳密にはサラリーマンでないとそういう体験ができないってわけでもないでしょうけれども。

さいごに

今回のいきなりの業種変更は上のような考えを持っていた僕にとってかなりワクワク感を上昇させました。 実際に得られることが多かったです。

やってみると結構大変すぎて帰ってきたら眠気が半端ないのですが…ww