面白い書評を書く人が紹介する「もっと面白い本」
どれだけ読んでも飽きないジャンルの本があります。本について熱く語る本、いわゆる「本の本」。特にノンフィクション書評サイトHONZの代表、成毛眞さんが書く本の本は買わなきゃ損なのです。
今回ご紹介するのは岩波新書から出版されている面白い本の続編である「もっと面白い本」。前作は100冊以上の本を紹介してましたが、今回は70冊とのこと。その分1冊の解説が長く・濃くなっているようです。
物欲を刺激する、危険な本ですよコレは。
1冊に使える文章量が短いのに「読ませる」書評
僕が成毛眞さんの本を好きなのは、文章がいちいち「読ませる文章」だから。今回、1冊の本に使える紙面は2ページ、約1260文字。この文字数の中で繰り広げられるこゆーい話に心が動かされるのです。
本の内容に合わせた専門的な話が飛び出したかと思えば、紹介している本の著者に関する話をしてみたり、全然関係ない話が繰り広げられたりと「すごい知識量やな…」と感じずにはいられません。
欲しくなってしまった本
もちろん、本の紹介をしている本なので、読んでいるうちに欲しくなってしまうものがたくさんあります。
今回、ほしい本9冊をすべて買うと20759円。本書で紹介されている本(全集と品切れ除く)を全て揃えると18万6324円とのことなので9分の1で済みます。読者の中には全部買う人もいるだろうから2万なんてかわいいものです。
超有名ブランド「シャネル」を起こした女性、ココ・シャネル。彼女がナチス・ドイツのスパイだったことを告白する衝撃本です。ナチス・ドイツといえば、先日読んだ昭和史にも登場します。旧日本軍と同盟を組んでいたことからも分かる通り、当時の日本とは深い関わりがあります。気になる1冊。
「ものがその形をしていることには必ず理由がある」この一文にやられてしまいました。「家」そのものにはあまり興味が無いけど、「なんでこの間取りなの?」って思うことは結構あるので興味深いです。
特にキッチン。狭い家のキッチンなんてまな板置くスペースもないなんてザラ。なんでキッチンは犠牲になるのだろう。
テーマ自体に強烈に興味があるわけではないけれど、「笑える科学本」とのことで、非常に気になります。1ページに1度は笑えるらしく、体の中にあるがん細胞が全滅できそうな気がします。
ソマリアという国のイメージは「貧困」「危険」ですが、その中にある、自称独立国家のソマリランドは十数年平和を維持しているらしいのです。食べ物にも困らず、なんと携帯電話も使えるとのこと。イメージというのはあてにならないですね。
宇宙誕生からの137億年を一冊にまとめた本。昭和史は昭和前半20年で500ページを超えるというのに、137億年を512ページでまとめてあるのは意味がわからないので読んでみたいです。
ユダヤ人はどの時代もいつも波乱に満ちている印象がはんぱないです。なんでユダヤ人はそこまで話題になるんだろうと気になっている僕のための本だと思います。やっと1000円代の本出てきた。
Amazonより。
本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ……
うそやん。
友人に漁師みたいに釣りが得意なやつはいますが、量子に詳しいやつはいません。思考実験でもよく知られている「量子」ですが、本書は数式一切なしとのことなので、量子を知るのにうってつけの一冊になりそうです。
成毛さんも
本書は入手困難になる前に買って、手元においておくべき本だ。じっさいに読むのは数年後でもいい。
って言ってるくらい。
コレ持ってるとセンスあるよなー的な図鑑。Amazonで見てみると、「世界史を変えた」シリーズが沢山あって気になります。
以上、9冊。
驚いたのが、kindle化している本の少なさ。ちょっと王道から外れたものはkindle化してないのかなー。
早速本屋に行ってきます。
目次(Amazon.co.jp)
まえがき
この本で紹介する本
1 まずは人間から
素朴な疑問「人体とはなんですか?」/端倪すべからざる女性たち/ものを作る人びと2 世界を俯瞰する
新書で読む宇宙/先輩たちの生き方/想像力という旅行法3 歴史という迷宮
鳥瞰世界史/覗き見る民族の歴史/日本史のなかの日本文化4 アートな読書
美術館へ向かう電車のなかで読む本/本の本/アートで読む本5 サイエンスとは謎解きだ
謎解きの系譜/謎解きをサイエンティフィックに6 揃えておきたい本
本棚にあるとチョー便利/無理して揃えて、本に埋もれて死す余 録
あとがき
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