iOS6のマップから見る「ガラパゴス化」するiPhone
2012/12/15
iOS6が出てまだ1週間ちょいにも関わらず、マップのお葬式っぷりが半端ないことになっております。
が、結構このマップを当たりだと思っている人はいるんじゃないでしょうか。僕のように。
車を運転しない人にはただの地図もどき
もちろん、橋が崩れてたりガンダムの駅が気づかぬ間にできてたりと目を背けたくなる、いや、開発者が目を背けて作ったのではないかと思うような点もありますが、そんなものが気にならないくらいいい気持ちにさせてくれたのが道路の路線番号表示。
国道何号線とかってやつですね。
それがこれまでのGoogle Mapの場合、
こんな感じで表示されてました。地図情報の1つって感覚ですね。
それがiOS6のマップとなると…
こんな感じで結構細かい間隔で表示してくれます。これがかなり助かる。
この前大阪に車で旅行に行った時、車の助手席でナビ役をしてたんですが、これまでは次の道を右やら左やら指示してて1本間違えることがかなり多かったのです。
が、この地図だとパッと次曲がるのは何号線だとかいうのを意識するので、道を「1度も」間違えずに目的地に到着できてしまいました。
それに加えて、案内機能が神がかり的に素晴らしい。加えてSiriちゃんが「くにみち(国道)はちごうせんをひだりほうこうへ」とか言ってしまうから、萌えて使わざるをえない。アドオンでガッキーお願いします。
そんなわけで車を運転する僕にとっては「iOS6素晴らしい」以外のナニモノでもないのだけれど、車を全く運転しない都会の方にとってはかなりの致命傷のようです。
確かに、乗り換え案内見ようと思ったらサードパーティアプリ紹介されちゃうわ、近くに何あるかわかんないわ、となると仕方ないと思います。
車社会を意識した?
そんなわけで、路線番号のアイコンの大きさを見るからに、Appleは地名やらなんやらは別にして、車社会のアメリカに向けて「迷わない地図」を作り上げたかったのではないかと思ったわけです。
「作り上げたかった」と言ったのは、皮肉にも車を使わない人に迷いを与えたから。
そういうことがあるのも、iPhoneがアメリカの製品であるからなのかなー。と思いつつ、アメリカでも話題にはなっているようで、なかなか面白いです。
「iOS6の地図最高!」とか言うのに緊張していて、記事にするのにこんなに時間が経ってしまいましたが、ガリレオの時代に生きてない僕は幸運なのだと自己納得して終わりたいと思います。
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