電話番号のハイフンと人間関係の秘密

Telephone Lines Sunset / rockmixer

今の仕事、結構電話をかける機会が多いです。

一度もかけたことのない場所に電話をかけるときは、電話番号を見ながらボタンを押すわけです。そのときにいっつも思うんですが、ハイフンがないとすんごく押しづらいんですよね。

03-0001-0002みたいに、市外局番とかで分けられてるハイフン(-)。

0300010002みたいに、同じ数字がいくつか続いちゃうだけで、とっても迷ってしまいます。0…いくつ？的な。

これって結構人と人との関係にも似てるんじゃないかなぁ。なんて思ったので記事にしてみます。

ハイフンは、個性を感じるもの

最初に感じたのは、ハイフンは、個性を感じられるものだよなぁ。ということ。

03さんと0001さんと0002さんがいたとして、この人達はブログをしています。初めはみんな、それほどの発信力は持っていません。

「0300010002」こんな風に、みんなどれも同じように扱われています。

それが、どんどん情報を発信していくうちに、とっても個性が表れてきます。

すると、これまで「0300010002」として同じように扱っている人たちにも変化が出てきます。

03さんはこんな切り口で記事にするのか。
0001さんは文体が面白い。
0002さんはよく脱ぐなぁ。

ってな風に。

そうして「03-0001-0002」というふうに見られるようになって、1つ1つの数値のかたまりがハッキリと表れてきます。

市外局番、市内局番ごとに分けられた電話番号って「個性」のかたまりなのかもしれない。

03さん(市外局番)は広いジャンルの人にウケるし、0001さん(市内局番)はローカルチックだけど、そこそこウケる。0002さん(加入者番号)は結構ニッチだけど好きな人は好き。みたいな。

ハイフンって個性だなぁ。って思います。

Adirondack Marathon Distance Festival / Dougtone

ハイフンは、人を愛するために必要なもの

もう1つ、ハイフンで感じたこと。ハイフンは、人を愛するために必要なものなんじゃないかなということ。

気になるあの人のことを知りたくてたまらない。だけど知ろう知ろうと思い過ぎるあまり、「この人は何を考えているんだろう」と、わからなくなっちゃうことがあります。

それは自分の想いの距離を相手に近づけすぎるあまり、相手が見えなくなってしまうからです。

「恋は盲目」名言ですね。

1人の人(電話番号)がいるとします。Aさんはその人(03-0001-0002)がとっても気になってたまらない。こういうところ(03)がかっこいいし、あんなところ(0001)もすごくいい。なんてったってアレ(0002)だもん！

と、その人の良い所が見えている状態。ところが、想いがつのり過ぎてしまって、冷静に相手のことを見えなくなってしまいました。

これまで03-0001-0002だった人が、0300010002に見えてしまっている状態です。

Aさん「あの人何考えてるのかわかんない！つД｀)･ﾟ･｡･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ」

こうなってしまうのも時間の問題です。距離を近づけすぎたのです。

人を想い、その人の特徴を感じるためには距離(ハイフン)が必要不可欠です。

それは物理的な距離でもあり、精神的な距離でもある。

子育てと仕事を両立する親にも言えるし、春から初めて1人で学校に登校する子供にも言える。

愛というと大げさかもしれませんが、このことは普段は遠くにいるブロガー同士にだって言えます。だからこそ、会えたときには感動する。

少し距離がある方が、ありのままの愛を感じることができる気がしています。

人を愛するってどんなとき？と思ったら電話番号を見てみましょう。そこに答えがあるかもしれません。

さいごに

仕事中にふと電話番号を見たときに感じたことをここまで膨らませるとは思いませんでしたww

何気ない日常こそ発見があるとはまさにこのことなんじゃないかと思います。とってもうれしい発見！