[電子書籍]自炊代行がなんと無料!! 支援金で運営する自炊代行業者「SHARE-B.com」
2017/04/07
※2012/12/20追記
サービスがなくなっているようで、すでにリンク先がエラーになっています。
本の自炊代行を巡って、あーだこーだ言われている昨今。
そうは言っても、やっぱり機材とか揃えられない人だったり、自分で電子化する時間がない人にとっては「代行」ってのは助かるサービスなわけです。
つい先日、結構面白い試みをしている自炊代行業者を発見しました。
無料で自炊代行 share-b.com「scan」
自炊して電子書籍作りたい…けど機材を揃えるのはちょっと…という方は利用してみてはいかがでしょうか。
月9冊までしか依頼できないという制限はありますが、なんと無料!
支援金と作業の簡易化
なぜ無料でそんなことができるのかという理由の1つ目は、「支援金」制度です。依頼するためのルールが細かく決められていて、このルールに沿っていない書籍に関しては、「運営支援品」とみなされます。
支援された書籍は売却され、運営費として使われるそうです。
2つ目が「作業の簡易化」です。スキャンをするまでの準備に時間のかかるハードカバーなどは、あらかじめはがしておく必要があったり、変わった装丁の本は受け付けてなかったりと、スキャンに取り掛かるまでの時間を短縮するためのルールがあります。
このように、無駄を省くことによって、運営されているのです。
最近出てきた低価格の飛行機(LCC)のようなイメージかな?
Books to be returned… / hashmil
画質は?OCRは?
スキャンする際に使われるスキャナーは、ScanSnap S1500だそうです。
画質は「ファイン」でスキャンするため、少し紙の書籍には劣ります。
個人的にはスーパーファインで読みたい派。
それでも、機材を持っていない人にとってはかなり魅力的なサービスなのではないでしょーか。
OCRサービスはナシらしいので、ホントに簡単な電子化という感じ。
ただ、嬉しいことに電子化した書籍は希望すれば返却してもらえるそうなので、後々自分でスキャンすることもできます。とりあえずはこのサービスを使おう!という選択肢もありです。
さいごに
結構面白い試みだと思います。収益が一定額を超えなければ(3/25〜4/30の期間で35000円)、このサービスは打ち切られる可能性があるそうです。
新しいiPadも出たことで、結構電子書籍に興味のある方もいるのではないでしょうか。
自炊道具はちょっと買えないけど…って方、いかがでっしゃろ!?
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