標高2702m！日本百名山の「白山」に登って心身をリフレッシュしてきた

石川県といえば「自然」といっても過言でないくらい、ちょっと街の中心部を離れると豊かな自然が顔を出します。

日本百名山に選ばれている「白山」は、石川県と岐阜県にまたがっている標高2702mの山で、夏から秋にかけては登山客で賑わうそうです。

日頃デスクワークしかせず、残業も最近多いので心身をリフレッシュしたいなーと考えていた所、友人が登山に誘ってくれたので登山靴を買って行って来ました。ちなみに行ったのは9/24。一ヶ月以上も経ってしまった…

素晴らしい景色と世界一のコーヒー

AM7:00、登山届を出し、別当出合登山口から登山スタート。平日だったからか、ほとんど人はいませんでした。コースは2種類で、吊り橋を渡ってから山に登る「砂防新道」とすぐに登り始められる「観光新道」があります。

僕たちは初心者ということで、「観光」と付く観光新道を選択。これが一般的に下りに使われる道だと知らず、すれ違うのは下りの登山客ばかり。恐ろしい上り坂で後悔しまくりです。

ただ、景色はその見返り以上のものがありました。登山にハマる人理由はここに登るだけでわかります。景色で感動するというのはこのことです。

AM7:48。まだ月が見えます。

2時間程登るとこの景色。

永遠に上り坂が続きます。写真じゃ伝わりにくいんですが、かなり急な坂です。

雲と同じ目線。もうこの辺で自然と一体化した感がありました。

室堂近くの黒ボコ岩で記念撮影。

黒ボコ岩までは、出発から4時間30分でした。ガイドブックには室堂まで4時間50分と書いてあって、道も平坦になっていたので楽勝かとおもいきや、室堂まではかなり岩だらけの上り坂を登らなければいけないことが判明して飛び降りようかと思いました。が、見渡せば上り坂のみで、もはや飛び降りられる場所すらなかったです。

PM12:11、室堂到着。

友人と「頂上でカップラーメン食べてコーヒーを飲もう」作戦を企ててたんですが、もうこの時点で足が痛すぎたのと、時間に余裕がなかったのとで断念。室堂で昼食をとりました。山頂付近には白山比咩神社の奥宮があると今Wikipediaで知って驚愕。行ってみたい！

頂上で飲む予定のコーヒーを室堂で飲みました。大げさでもなんでもなく、世界で一番美味しいコーヒーでした。

登山していて驚いたのは、胃腸の調子がみるみる良くなる点。いろんなものが食べたいと思える感覚は久しぶりでした。やっぱ運動しないとなー、と痛感しました。

下山は砂防新道へ

帰りは上りでよく使われるという砂防新道で。「延命水」なるものがあったのでペットボトルに給水しました。結構有名な水らしいです。飲んだら甘い甘い。これでコーヒー飲んだら宇宙一うまいんだろうなー。

帰りは平衡感覚がわからなくなってきました。

砂防新道は確かに途中に休憩スペースがあったり、ベンチがあったりと初心者には優しいんですが、景色はあんまり見えなかったです。

帰りは3時間半かけて戻ってきました。

帰りは下り坂ですべらないように、足に力が入るので足の筋肉がない僕は、橋に着く頃には瀕死状態でした。普通の道でも歩けないくらい痛かったです。

登山靴がすごすぎる

この日、「技術ってすごい」と感じたのが登山靴です。登山靴は底が固くて、砂利道でも底が平行のまま保たれるので、歩きやすくなっています。

滑りにくくもなっているので、かなり歩きやすかったです。普通にジャージとTシャツでいいやと思っていた僕ですが、この登山靴だけは買っておいてよかったです。というか、普通の靴での登山は危険過ぎるのでやめたほうがいいと思います。

あとは登山用ストック(杖)があったらどれだけ楽かと何度も思いました。次は道具をきちんと揃えて挑みたいです。

白山の日帰りはキツイ

ホントによく初登山で日帰りできたと思います。初めての方はできるだけ1泊のプランで登山をするのがオススメです。頂上も見れますしね。

ただ、僕の場合は足の筋肉がなさすぎたので次の日は歩けないくらいの筋肉痛になりました。そう考えると、初登山で白山はやめたほうがいいかもしれません。「日帰り登山」とか「初心者用の山」で知られてる山を登ってからのほうがいいです。

でも、この景色と登っている時の爽快感は病みつきになります。また行きたい！