学びを否定する新書『日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術』でバーグハンバーグバーグの狂気を知る

日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術

「Web制作に関して深く学びたい」と久々にやる気になったので書店へ行ったものの、店を出るときにはバーグハンバーグバーグの社長、シモダテツヤさんの『日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術』を手にしてしまっていた。こんなに負けた気分になるのは、3ヶ月前に割り箸袋に入っている爪楊枝に気づかず、箸を出すときに手に刺さって以来のことだ。

鼻炎の僕は結構いつでも鼻水を出すことができる。本書を購入するキッカケとしては、立ち読みをしていて何度か「プッ」と吹き出してしまい、鼻水が本についてしまったからだ。レジの担当にお姉さんを選んだのは内緒だ。

買ってしまったからには読まなければ損だと思い、貴重な休日を利用して読みきった。結果、ほぼ役に立たなかったけど、笑いすぎてほっぺたの筋肉が痛い。

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役に立たない新書

バーグハンバーグバーグの代表挨拶を見てもらえれば分かるように、この会社は基本的にふざけていることがわかる。「笑い」を徹底的に追求している会社だ。

そんな会社の社長が書いた本だから大体想像できると思うけど、本書は「役に立たない」(著者本人も言っているけど)。

タイトル通りに仕事術を学ぼうとして本書を手に取ろうとしている人はきっと後悔すると思う。しかし、コレを読んだ時僕は思った。読書を通じて「何かを学ばなければいけない」という、自分の中に作り上げた脅迫的な考えを叩き直すためにこの本が生まれたのではないだろうか、と。

新書といえば、難しい学問などを簡単に噛み砕いて説明してくれる入門書的なものだったり、仕事術だったりと、いわゆる「実用書」と言われるラインナップが多い。力を抜いて読むのは文庫のエッセイや小説だと思っていないだろうか。そういう自分が作り上げたステレオタイプな考えを否定する、強烈なアンチテーゼ本なのである。

そう、本書は読書を通じて「常識とはなにか」を考える哲学書なのだ。そういう意味分からんことを色々こじつけないとなんか悔しい感じの本なのである。目次がマジメなのでなおさら。

休日に読んでブルーマンデーに備えよう

みんなに「読んでみて」といいたくなるくらいユルい本なのだけど、読み終わった時にとても気分が良くなった。「あぁ、こんな働き方でいいんだ」って思えて気持ちが楽になる。仕事中にトイレで横になって寝る件に関しては参考になった。

未来のことばっかり考えてしまって勝手に気分が暗くなってしまっている人は、読むといい気分になることは間違いない。日曜日に読めば明るい気分で月曜日を迎えられるからブルーマンデー対策にもなる。でも、実際に会社に行ってみると「やっぱりあの本みたいな働き方って相当むずいよね」ってなって会社でブルーになってしまう可能性がある。

バーグハンバーグバーグの動向をチェックしたくなる

バーグハンバーグバーグの存在は知っていたのだけど、どういう企画を生み出しているかということは全く知らなかった。

カレーの通販企画では、インド人のシェフにアドバイスをお願いしたはいいものの、なんかムカついてアドバイスを完全に無視。タイ料理のトムヤムクンをぶちこんで作り上げた『インド人完全無視カレー』。

6月に祝日がないことからオリジナルの祝日『鉢底に入れる石の日』を作ったこと。

業務時間中に2時間まで寝ていいという制度を作り、2時間以上寝る社員を生産したこと。

思ってる以上にふざけすぎているので、会社の動向を日々チェックしたくなった。バーグハンバーグバーグに完全に魅了されてしまったのである。

というわけで株式会社バーグハンバーグバーグの公式サイトのURLを貼り付けておきますね。

株式会社バーグハンバーグバーグ

目次(Amazonより)

【はじめに】
【第一章】 ギリギリセーフな「実績」紹介
実績その1 彼女のいないジャガイモ頭でもモテモテに
実績その2 たくさんの人へメッセージを届ける
実績その3 たくさんの人へ新商品を広める
実績その4 なぜか食品開発
実績その5 自分の会社を広く知ってもらう
【第二章】 日本一ふざけた会社の「企画論」
☆その一 ギリギリセーフな企画を「生み出す技術」
そんなに社外秘でもない「おもしろ分析シート」
「威嚇」から始めよう
「ギャップ」からインパクトは生まれる
「見たい画」は絶大なパワーを持つ
「正直メソッド」
「削る勇気」を持つ
「パロディ」大好き、「パクリ」大嫌い
「会議」でエゴと狂気を生み出せ
「制約」は武器だ
「話題化」させてしまう方法
☆その二 ギリギリセーフな企画を「実現する技術」
「キーマン」を攻めろ
「余計」なアイデアは「ムダ」ではない
「オチ」「ボケ」まで解説する
「営業」のいらない強さを持つ
「やりたいこと」は貫くに限る
【コラム】 オモコロについて
【第三章】 日本一ふざけた会社の「仕事論」
「モノ作りはポジティブであるべき」
振り切れた会社の作り方
自分のことを「おもしろくない人間」だと考える人の戦い方
常識には囚われよう
入社社員が見せた無謀な飛び込み力
仲間意識を高める方法
社長が泣いているあいだに、会社は育つ
【特別対談】シモダテツヤ×家入一真ギリギリセーフな会社の作り方
【おわりに】

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